ダンボールの素材に関するお話

新発想の自転車輸送ケース「バイクサンド」のブログへようこそ!担当のハヤカワです!バイクサンドの概略については、コンセプトの記事をご参照くださいね!バイクサンドのメインフレーム(固定版)に使われている素材は、ダンボールの中でも「強化ダンボール」といわれるカテゴリーの素材になります。ひと口にダンボールといってもその種類(強度)はさまざまで、国や地域によってもその基準ははまちまちです。ただひとつ言えることは、現在世界ではさまざまな再生可能な資源がありますが、ダンボールはその中で最も再生率の高い資源のうちの一つであるということです。日本ではほぼ100パーセント近くがリサイクルに回されていると言えるでしょう。とてもエコな素材であるということですね!

ちなみに回収されたダンボールは処理業者によって薬品処理され、繊維の状態までドロドロに溶かされます。そこからダンボールシートメーカーによって、あるものはミカン箱になり、あるものはアマゾンの梱包箱になり、あるものはバイクサンド用の強化ダンボールに加工されるわけです。現在日本のダンボール再生技術は、その品質において文句なく世界ナンバーワンです!

現在世界でもっとも強度の高いダンボールはアメリカ「トライウォール社」製の強化ダンボールです。日本ではいくつかの会社がライセンスで生産を行っています。このトライウォール社製ダンボールの特徴は、ほぼ100%バージンパルプを使っているという点です(要するに再生紙ではありません)。自転車業界でいうと昔のキャノンデールの箱(USA MADE時代)ですね。好んで輪行箱として使われていた方も多いと思います。私どもからみれば、ライバルであります!(笑)この箱の特徴は繊維が強い(バージンパルプなので)ため、引っ張り強度がものすごく強い=破れにくいということです。正直なところ、このトライウォール社の強化ダンボールを使ってバイクサンドを作れば、史上最強の輸送ケースができあがります。ですが価格が非常に高いので、樹脂ケースなどと変わらない金額のケースになってしまいます。

そこで私たちは純国産の強化ダンボールに目を付けました。上の写真を見ていただければ分かるのですが、ダンボールの波型が二層になっていると思います。肝になるのは、二層の間にある「中芯部分」です。国産の強化ダンボールは、この中芯部分に樹脂を練りこむことで、トライウォール社製の強化ダンボールに劣らない強度(正確には多少劣ります)のダンボールを安価に作ることに成功しました。

こちらも非常に強いため抜き加工には大型の機械が必要になります。バイクサンドもこのように大型の機械を使って型枠からダンボールを抜き出します。抜き出された強化ダンボールのシートですが、強度が高い半面折りには弱く、普通に折り曲げようとすると、すぐに芯割れ(裂け)を起こしてしまいます。いかに破けないように上手に折り曲げるか?このあたりに永年ダンボールで輸出梱包を手掛けてきた「株式会社エコロジー開発」の技術が光るわけです。今回バイクサンドの発売にあたっては数種類のパテントを申請してあります。宙づり梱包の分野のエキスパートであるエコロジー開発のアイデアを余すことなく使っているので、これは必要な措置でした。

話を戻してバイクサンドに使われている素材ですが、場所によって素材を使い分けています。強度の必要な部分にはK-●●、柔軟性が必要な部分にはK-●●など、適材適所で素材を使い分けるようにしています。抜きと貼り合わせは非常に手間のかかる作業ではありますが、バイクを安全に運ぶためには、外せない部分になりますので、このあたりはこだわりを持って製作にあたっています。製作を担当するエコロジー開発には、大型のプレスマシンが常時数台稼働していますので、効率よく均一な品質の固定版を作ることが可能です。

ちなみにバイクサンドの部品はそれぞれパーツごとに購入が可能な形になります。長い間使っているうちに、固定版が破損したり、ゴムが劣化したり、ウレタンパッドが変形したり、等々が考えられますので、これらのパーツは個別に購入できることで、末長く製品を使っていただきたいとの考えを持っています。

また、発売前の段階で恐縮なのですが、ダンボール以外の素材に関しても、より積極的に採用していく考えです。製品名は「バイクサンド+」(プラス)という名称で、固定版をハニカムあるいはプラダンに変更することで、より耐久性を持たせたバージョンへの発展性を考えています。すでにバイクサンドをお持ちの方は固定版をダンボール→プラダンに変更することで、簡易バージョンアップも可能な発展性を持たせる予定です。
発売開始は現在7/1を予定しています。6月以降に先行予約と発売開始記念キャンペーンを考えております。よろしくお願いいたします


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